講演会 「プルサーマル計画の問題点と現状」
北海道電力は、「2007年度内の泊原発でのプルサーマル計画の実現に向け、北海道や周辺町村と協議に入る意向」を表明しています。市民ネットワーク北海道は、市民団体とともに北海道と4町村に赴き、受け入れ反対の申し入れを行いました。プルサーマル計画の危険性を再確認するため、緊急に講演会を開催しました。
◆参加者からは、再処理工場や高レベル固化体、CO2を排出しないクリーンな原発、温排水などの質問、制度改革について提言がありました。(3月7日 北海道自治労会館にて)
講師の伴 英幸さん(原子力資料情報室・共同代表)は、プルトニウム利用政策、経済性、資源の有効利用、安全性、核拡散の観点から、プルサーマル計画の問題点と現状を鋭く指摘されました。
問題点として?日本が再処理を委託したヨーロッパの国々はプルトニウム利用から撤退し、ドイツ、スイスでは再処理の後始末に苦慮している ?日本では製造コストを下げるため炉の構造を変えないとし多少の不具合を許容するとしている ?放射性廃棄物からプルサーマルで利用できるのは僅か0.8%で有効利用にはつながらない ?地震による影響だけではなく原発の効率化のために設備利用率を上げる動きがあり既存の原発以上に危険性が増す ?プルトニウムの再処理により原子炉級プルトニウムは核兵器の材料となることから攻撃や奪取の危険が増し平和が脅かされる等について話されました。
現在、電力各社はプルサーマル計画を2010年から実施したいとしており、重大な局面をむかえております。多くの市民とともに幌延、六ヶ所、泊・プルサーマル計画に反対し、更に粘り強く運動をすすめていきます。
伊藤 牧子(札幌市議・中央区)
